私はあの噂のドラマ 「24」シリーズをシーズン2の途中から見始めた。
去年の終わり辺りからハマりだし、今年の初め辺りにシーズン3までを見終えた。
話的に途中から強引に割り込んだのに、自分でもビックリするぐらいハマった。
その頃はまだ会社勤めをしていたため、極端に帰りが遅くなった日を除いて、
毎晩目をショボショボにして観ていた。
こんな風に仕事をこなせたらなぁ
そう思う心もチラチラ見えつつも、自分を投げ出し必死で国を守ろうとしている
ジャック・バウアーの姿に感動していた。
最近、ふと思った。
ジャックはテロリストから米国を守るためにはどんな手段でも行使する。
罪無き多くの米国民を守るためには、多少の犠牲は厭わない。
一方で自分も人間だから弱い部分はある。娘は大事だ。
やられたらそりゃあ怒るよ、やり返すよ。
この姿は、アメリカの姿そのものではないか?
「正義を行使するためには、犠牲が必要な場合もあるのだ。
例えばこんな場合だよ。ほら迷ってる暇なんかないだろ?
平和を守るという事は、こういう事なのだ。」
そんなメッセージを何の抵抗も無く、すんなり広めてしまった。
少なくともジャックが銃を持って闘う姿は、誰の目にも英雄として映るだろう。
アメリカは兎に角「正義」を謳う。
新撰組は「誠」を掲げる。
武将は「天下統一」だ。
言葉だけを見ていたら、なんとも綺麗でかっこいい。心が奮える。
でもちょっと待ってよ、よく見てよ。
その空気の匂いと地面の色をさ。
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