おおぅ…ネットでものすごくオモシロイものを見つけました…(ノ゜o゜)ノ
誰が作ったのかはわからないそうですが、親の子に対する過保護への警告として使って下さいとあったので、気兼ねなく掲載させてもらうことにしました。
先日の記事にある賢治のオリジナルの詩と対比して、読んでみてください。
一見ジョーク物と感じられますが、冷静さを取り戻すと段々と「うぅむぅ」と唸らさせられます。
「雨ニモマケズ現代っ子バージョン」
雨にもあてず
風にもあてず
雪にも 夏の暑さにもあてず
ぶよぶよの体にたくさん着込み
意欲も体力もなく いつもぶつぶつ不満を言っている
毎日塾に追われ テレビに吸い付いて遊ばず
朝からアクビをし 集会があれば貧血を起こし
あらゆることを自分のためだけに考えて かえりみず
作業はぐずぐず 注意散漫すぐに飽き
そしてすぐ忘れ
ごみごみした都会の小さなうさぎ小屋にいて
東に病人あれば
医者が悪いと言い
西に疲れた母あれば
養老院に行けと言い
南に死にそうな人あれば
寿命だと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
遠くから眺めて関わらず
日照りの時は冷房をかけ
寒い時は外にも出ず
みんなに勉強勉強と言われ
叱られもせず 怖いものも知らず
ほめられてばかりいる
そういう現代っ子に誰がした。
どうでしょう?
何なのかは具体的にはわからなくても、何か「ゾッ」っとするものを感じたのは私だけでしょうか?
怖いという感情にも似た感覚を私は覚えました。うまく言えませんけど…。
この風刺的作品もオリジナルの詩と同様な特徴があります。
それは「最後の一行が全てを表現している」という点です。
言い換えると、最後の一行が無ければ、大して意味の無い文章になってしまうのです。
逆に、最後の一行を言いたいが為に、コンコンと何かを綴っているとも言えそうですが、いずれにせよ、効果は絶大です。
これを作った人は、「雨ニモマケズ」のそんな効果を理解した上で、
何かを訴えることを狙ってこれを作ったんでしょうか。
なかなかの切れ者と伺えます。
正直なことを言えば、私は過保護というテーマにあまり感心はありません。
どちらかと言えば、たくましい部類の人間だと自分で思っているからです。
自分の子供にもそうあれと教えるつもりです。
しかし、そんな無関心な人間にもスマートにそちらへ思考を向けさせるだけの力を持った作品であると、私は思っています。
この記事でこの作品を知った方々は、是非、いろいろな方面でこの作品のことを語って欲しいと思います。
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COMMENT
無題
何個当てはまるかで現代っ子ランクを競うとおもろそうやね。
一個も当てはまらない人はいるのかしら
Re:無題