心に太陽をもて
友だちと言葉をもて
唇に歌をもて…
タイトルを見て、あっ、山本有三だね、と思った人が多いと思う。
が、どうやら元はドイツのある詩人の詩の中の三行だそうだ。
私は名言集とかによく載っている山本有三の「心に…」の言葉よりも先に、ある本でこの三行の言葉だけは知っていた。
一つだけでもいい言葉だが、三つあるとなおわかりやすい。
いわゆる幸福論だ。
いま、この言葉を叫びたい。
今一度、峠を越えるために、疲れに震える膝をおろおろさせないために。
正直、休みたい。
休みたいが、今のままではだめだと、誰かが警告している。
お前はだれだ?
なんのためだ?
…難しい。
花はなぜ咲くのか?
という問いに等しい。
しかし賢い人にはわかっているはずだ。
その証明として、詩人の三行が世に現れ、分身が異国の本に表れ、
ついにはシナプスのドラマを演出することによって、
壇上の多くの心が洗われた。
休むことを覚えた膝は日に日に弱り、
やがては歩こうとすれども疲れた疲れたと訴える。
そうか膝が無理なんだからと、行こうとする意志は安心して空を見あげる。
そうだ、そうだ、そうだ、そうだな、そうだ、そう……いやいや待て、
騙されるな、腐った意志は煮ても焼いても喰えぬわ。
そうあるならば、
歌は流れるかい?
コトバは噴きでるかい?
そいつに聞いてみよう。
光は我がうちにあるのかい?
それはおどりでて、それはそそぐ。
わが心に燈がともる。
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無題
ともかく頑張ろう。
Re:無題