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ざっきの「初めに言葉があった」

〜日々想うことをツラツラと〜

   

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枝垂れ桜 〜独唱〜

今日、昼飯を買いに大学病院内の売店へスタコラ歩いて行った。
私のいつもいる場所からそこへは早足で歩いて往復15分くらい。
意外と遠い。

途中の渡り廊下で桜の今まさに咲かんとしている蕾みを見た。
大成の時だ。

売店の1番奥の棚の1番上の段にいつも乗っているいつもの炒飯弁当が売り切れていて1つもなかった。
しかたなく2段下の鶏そぼろ弁当を手に取った。
いつもより100円高い。

白衣のお姉さんの次にレジを済まして廊下へ出たとたんにピンクのナース姿の大行進にでくわした。
その1番後ろを白衣の男が1人だけちょこちょことついて歩いていた。
ナースたちは手にピラピラの紙を持って、およそナースらしくない会話をしながら2列に並んで歩いている。
おそらくこの4月からこの病院で勤務するフレッシュな看護士たちであろう。
全くもってこの場に似つかわしくない初々しさ。

帰りの途中までがその一行と同じ方向で、
私は弁当が入った袋をプラプラさせながら後をスタスタ歩いた。
後ろから見える無数の頭。
みんなナースらしく髪をちゃんと束ねたりアップにしたり、とにかくキレイにまとめてある。
そして茶色い。

あなたがたはミスを犯しました。
茶色いです。
真っ向勝負を挑んだのは1人の男の看護士だけでした。
彼のモノは黒いです。
本当のことをいうと、本当の色です。



部屋への帰りは病院の外を歩いて桜の蕾みを見上げた。
今まさに咲かんとする花が世は無常なのですよと私に諭しの粒を落とす。
それを手の平に受けながら私はそうはいっても悲しいのですと目でささやき上げてギュッと握る。

50年後はナースの髪はピンクになってはいないだろうかと考えては、
バカバカしいと首を振って私は鶏そぼろ弁当に箸をつけた。
これはこれでうまい。

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