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ざっきの「初めに言葉があった」

〜日々想うことをツラツラと〜

   

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ユタカ

ごぶさたしてます。
ざっきです。

気がついたら2週間近くブログをまったく更新していませんでした。
別に忙しくて書く暇がなかったという訳ではありません。
別に記事にする様なネタがなかったという訳でもありません。

ただ、書く気が起こらなかったというだけです(笑)

やる気がないことをやるのはとてもしんどいことなので、
やる気が起こってからやろうということなのでした。

で、そろそろやる気が戻ってきたようなので、
こんな感じで書いてみたりしているところです。



話は変わりますが、
私は最近、海外を放浪している人たちのHPやブログを見るのが
半ば日課になっています。
やはりキッカケは私自身のブラジル旅行体験で、
たった3ヶ月の経験でずいぶんと物事の見方が変わったからです。
それで、他の同じように海外を見てまわっている他の人たちはどうなんだろう?と気になるのです。

その中に1つ、特に目をつけているHPがあります。
そのHPの持ち主は現在海外放浪5年目を迎えており(どうやら来年あたりに帰国する予定だそうですが)、
他の人と違うのが「飛行機を使わない」で世界をまわろうとしているのです。
だから大陸間を移動する時は船を使うのです。
もちろん貨物船です。
あっ、ちなみに費用は全て貯金から出しているそうです。
フトコロ的にも来年あたりが限界だとかで、私的には少し残念です。

最近、その人がこの5年の旅について、
そして5年の間に見てまわった世界について、
自分なりの感想を書いている記事を読みました。
その内容が私には衝撃的でした。
私がブラジルでお世話になったサムライおじいちゃんが言っていたことと、よく似ているのです。
そして何より、私も実際にブラジルのいろいろな所を見て同じように思いました。

その旅人は、
「僕の目に映った世界は、矛盾と不満と不平等にあふれていた」
と書いていました。
今まで見てきた国がほとんど後進国であるがために、
それらの言葉が出てきたのだと思います。
しかしこの世界のほとんどは後進国です。
先進国はたったの7つしかありません。
ブラジルは準先進国だと言われていますが(それについて疑問の声もあるようですが…)、それでも私の目には充分、理不尽に映りました。


ひと言で言えば、がっつり共感してしまったのです(笑)
その人の記事に「競争原理」というキーワードが出てきますが、
ブラジルを見ていると、本当に「働く」ということについて、
日本の今の在り方に疑問を感じてしまいます。

しかし、ふつーーーーに考えれば、
他の国と比較しなくてもわかることなのです。
何故この国は1年に3万人もの人が命を絶つのか。
なぜ幼い子供たちが自分の親に殺されるのか。
危険信号は既に出ているのです。
ただ気がつかないだけです。
比較をすると、それに気付きやすいというだけなのです。



少し話がそれますが、私は最近、親父の職場で働いているせいか、
よく親父から仕事の愚痴を聞きます。
その多くが日本のシステムの矛盾に対する憤りです。
やはり日本は素晴らしい国ではあるけれども、
よくよく見ると矛盾や不平等が平然と罷り通っているのが現状のようで、
一見は民主主義に見える国という感じみたいです。
それが当事者でなければあまり見えないだけのことで、
でもそれは確かに存在するのです。



かわいい子には旅をさせろと昔から言います。
それは、旅がかわいい子を正しい大人に育てるからです。
私は、今回その人の記事を読み、
私の中に密かに揺らいでいた気持ちに火が灯りました。
それは、いつか世界中の国々を見てまわりたいという欲求です。
もちろん先進国なんて行きませんよ。
そんな所に見るものはありません。
しかも、強行日程でちゃきちゃきと見てまわるのではありません。
ゆっくり、じっくり、のんびりと、そこに住むが如くに見てまわるのです。
そうでなければ何の意味もありません。
ブラジル滞在も、3ヶ月間という期間であったが故に、
普通の観光では見えない所を見ることができたのです。
サムライおじいちゃんの存在とその他多くの人たちの存在も大きいですが、
しかしそれ以上に有効であったと思うのが「期間」です。
体が感じる「期間」ではありません。
心が感じる「期間」です。
1年滞在しても毎日あくせくと仕事をして過ごした1年では意味がないのです。
いろいろな世界を見て、本当の世界を見て、本当の人間の姿を見て、
本当の事に気付きたいのです。
本当に大事なのは何だろうって。



昔、大昔、私はある人に言われた言葉を今でも覚えています。

 「遅ければ遅うて良し」

と、その人はとびきりの笑顔で私に言いました。
そして世界の実際を見た旅人は、
その言葉をこう締めくくっていました。

 「急ぐことに意味などありはしない。振り返ればすべて、一瞬の記憶でしかないのだから」


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